| 2023 棋王戦 第1局 | 渡辺明棋王 | 藤井聡太竜王 |
|---|---|---|
| 午前のおやつ | 信州リンゴのザクザクタルト アイスコーヒー | 白玉ぜんざい（温） アイスコーヒー |
| 昼食 | 季節の会席弁当 | 信州そば定食 |
| 午後のおやつ | ほうじ茶ティラミス 信州リンゴジュース アイスコーヒー | 信州リンゴジュースとアイスティー(ダージリン) |
第1局 午前のおやつ 開催地の名物をしっかり選ぶ～貫禄の渡辺棋王
棋士は常に真剣勝負！とはいえ、どうしても対局者の心理を覗いたり、時には邪推したくなるのは観戦者、ファン、観る将、そして私のようなこじらせた観る将ではないでしょうか。
ついついおやつや昼食の選択からスポンサーへの配慮を感じ取ってしまいます。
もちろん邪推の域を出ない話ではありますが。
渡辺棋王は「信州リンゴのザクザクタルト」をチョイス
渡辺棋王は午前のおやつに信州リンゴのザクザクタルトをチョイス。
開催地長野市といえば信州リンゴ、信州そばというものでして、まずスポンサーへの配慮を見せておいてからの真剣勝負。
そんな余裕や貫禄を見た気がします。（個人の感想です）
藤井竜王は「白玉ぜんざい」をチョイス
一方、藤井聡太竜王は白玉ぜんざい。温かい白玉ぜんざいでしっかり糖分を補給して1日を乗り切るのは定跡中の定跡といえる選択です。
長野県は内陸部のため冬は寒いイメージもありますから、温かいぜんざいを用意しているのはスポンサーから棋士への配慮でしょう。
お互いの配慮が読み取れる午前のおやつでした。
第1局の昼食
棋王戦は1日制のスピード勝負！
両者の勝負メシは午前の心理、午後の行方を占う意味でとても気になります。
渡辺棋王は季節の会席弁当をチョイス～あまりのボリュームにびっくり！
写真を見てびっくり！季節の幸、長野の幸をふんだんに詰め込んだ懐石弁当はまさに珠玉の逸品です。見た目だけでなく、栄養のバランスもしっかり整えられたメニューですね。
「対局中はしっかり食べる。でも眠気は避けたい」など、午後のコンディションに配慮した選択をする。私の渡辺棋王のイメージです。
昼食の写真を見ると「満腹中枢直撃しないのかな」と少し心配になりました。。。
とはいえ、空腹に耐えながらの対局では力は発揮できません。
経験と嗜好がクロスしたメニューの選択でしょう。
長野県といえば信州そば～藤井聡太竜王の渋い選択
藤井竜王が選んだ信州そば定食は、なんとざるそばでした。
そばはざるに限る。
そんな台詞を藤井竜王が呟いたのかどうかは定かではありませんが、あえてざるそばを選んでいたとしたら、藤井竜王はかなりのそば通？なんて思いが頭をよぎります。
ただしこの食事は勝負メシです。
午前のおやつ「白玉ぜんざい」でしっかり温まっていることを考えれば、温かいそばよりもざるそばを選ぶのは自然な着手とも言えます。
ひょっとしたらメニューそのものがざるそばオンリー（温かいそばの選択がなかった）可能性もあります。
また藤井竜王は劣勢を感じているときはあっさりしたものを選ぶというクセがあるような気もしておりまして、このチョイスは棋王戦第1局への緊張感、あるいは武者震い的な心境の表れかもしれません。
第1局 午後のおやつ 藤井聡太竜王の定跡と渡辺明棋王の衝突
午後のおやつといえば、藤井聡太竜王のダブル飲み物の注文が定跡です。
棋王戦第1局でもこの定跡が飛び出しました。
一方渡辺棋王は、ダブル飲み物に加えてスイーツも注文するという上手らしいチョイス。
果たして結果は・・・。
藤井聡太竜王のダブル飲み物定跡
藤井聡太竜王は午後のおやつにて、飲み物を2つだけというのが定番の注文です。
棋王戦第1局も例に漏れず、信州リンゴジュース」と「アイスティー（ダージリン）」を注文しました。
棋王戦は1日制のため、午後のおやつはまさに佳境。
死力を尽くした戦いの中では、固形物より飲み物オンリーで勝負に徹する構えこそ藤井竜王の定跡です。
渡辺棋王はほうじ茶ティラミスを追加
渡辺棋王も信州リンゴジュースとアイスコーヒーのチョイスながら、メインにほうじ茶ティラミスを追加しています。
ダブル飲み物プラスティラミス。
ティラミスで糖分を補給、アイスコーヒーとティラミスによるダブルコーヒー戦術です。
今さらですが 渡辺棋王は意外とよく食べる？
棋王戦第1局を振り返ると、渡辺棋王はボリュームたっぷりな懐石弁当、午後のおやつはほうじ茶ティラミス＋飲み物2つという内容でした。
一方、藤井聡太竜王は信州そば定食、午後は飲み物オンリー（ダブル飲み物定跡）とあっさりの印象。
私としては、渡辺棋王は意外と食べるんだな、というイメージが湧きました。
第2局のおやつや食事にも注目です。
